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新型コロナウイルスの不安

新型コロナウイルス感染拡大のニュースを見ていると、毎日息苦しさをおぼえます。

まさかここまで拡大するとは思っていませんでした。

実は、毎年恒例で年度替わりに定期検診を受けることにしていました。

今年は、胃カメラと胸部から腹部のCT検査です。病院受診とCT検査は少し不安もありましたが、もし感染していたらわかるしちょうどいいやくらいの気持ちで受けました。札幌は、2月に出た緊急事態宣言が3月に解除され、日常が戻りつつあるような、警戒する中にも一息ついたような時期だったのです。

病院も今年はあまり混んでいなくて良かった、いつも通りの穏やかな病院の日常だったのですが、それから2週間後にその病院でクラスターが発生しました。

北大植物園の桜
北大植物園の桜 2019年春

幸いなことにあまり大きなクラスターにはならずに抑え込まれたようですが、いつも親切で丁寧な病院の関係者の皆さまが大丈夫かと思うと、とても心配になりました。入院している患者さんも多いので、そのことも気になりました。気になって毎日の感染者数の発表を見ていましたが、単に数字ではなく顔や名前を知っている人の感染かもしれないという事態に恐ろしさを感じました。何かできることはないかと考えましたが、自分にできることは感染しないことしかない・・・できる限り外出を自粛して医療関係者の負担を減らすことしかないようでした。

そして、もう一つ思いついたのはリモートで行うカウンセリングです。相談室は、はっきり言って2密です。密集はしませんが、密閉(空調はあっても外に話声が聞こえないようにします)、密接(かなり長い時間話し合う必要もあります)の環境です。相談者に安心していらしてもらえるようにしなくてはいけませんが、現状では難しいと言えます。

しかし、相談が必要な方はこれまで以上に多いのではないかと思います。私自身も夜になると、息苦しく思えたり夜中に目が覚めたり、不安によるストレス症状が表れました。そして、生活リズムが乱れたり、イライラしていつも以上にツィッターでつぶやいたり、いつもよりもお酒を飲んでしまったり、いろいろな反応が出てきていると感じています。TVでは、家庭で子どもたちに当ってしまったり、DV被害が増えているというニュースもあり、コロナうつなどという言葉も聞かれるようになりました。

それらは、終息が具体的に見えない、いつまで頑張れば良いのかわからないこのストレスから起こってくる反応だと思われます。できればストレスを軽くして、この状況を乗りこえていくお手伝いができればいいなと考え、リモートカウンセリングを思いつきました。

20分まで無料ですから、気軽に何度でも、いろいろ辛い気持ちをお話しください。そうすることで、少しでもストレスを軽くして免疫力を高め、ウイルスに負けないようにお手伝いができればと思っています。